燃費向上テクニック

ここでは、世間一般に言われている燃費向上テクニックに、自分なりの解釈を加えて
皆さんにご紹介して行きたいと思います。しかし、車によって効果の現れ方が違うと思われますので
その点はご了承頂き、参考程度に考えて頂ければと思います。
ただ、私が燃費向上に目覚めたHONDA Fit以降、この方法により、確実に燃費が上がっている事も付け加えさせて頂きます。

なお、ここでは燃費向上グッズについては触れない事とします。純粋に運転技術のみで勝負していきたいと思います。


○タイヤの空気圧をこまめにチェック
 皆さん、ご自分の愛車のタイヤの規定値ってご存知ですか?結構皆さん気にされてないんじゃないでしょうか?これって基本的なメンテナンスの1つですが、実は燃費にも大きく影響が出ます。空気圧は月1度位のペースで確認しておかないと、放置していれば、空気が抜けて簡単に規定値よりも低くなってしまいます。窒素ガス充填が流行ったのもこの影響です。酸素と窒素では、窒素の方が粒子が粗い為に抜けにくいんです。ロードノイズの低下はおまけみたいな物。燃費が良くなりますよと言うのは、規定値の持続性が通常よりも高い為です。
 さて、規定値よりも低い状態で走行すると、タイヤが潰れた状態になり、接地面積が増えます。これは転がり抵抗となり、燃費は悪化してしまう訳です。かといって規定値よりも高過ぎる状態での走行は、接地面積が当然減り、コーナーリングの挙動不安定、制動距離の増加にも繋がり、非常に危険です。だいたい目安として、規定値の0.2アップ位が理想だと思います。
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○低速トルクを活かして、早めのシフトアップを心がける
 「燃費走行=燃料噴射量を抑える」と言う認識で、アクセルの踏み込みを我慢してませんか?勿論それも間違いじゃありません。しかし、交通の流れに乗れる巡航速度に早く到達し、高いギヤでエンジン回転を抑える走りも重要です。要はエンジンの爆発回数を抑えればいい訳です。
 爆発回数とはシリンダー内に噴射された燃料に点火させる回数の事ですが、1〜2速とギヤが低ければその分パワーがあります。それは爆発回数が多いという事です。逆に3〜4速とギヤが高くなれば、パワーも落ちて来ます。それは爆発回数が減って来たという事です。
 そこで、最近の車は低速トルクの厚みが増してきてますから、それを有効に使い、次々とシフトアップをして加速してみましょう。だいたいゼロ発進で言えば、2,200rpm〜2,500rpm位でシフトアップすると思います。3,000rpmm以上は基本的にNGだと思って下さい。登坂路でない限り必要ありません!
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○エンジンブレーキを有効活用し、こつこつ稼ぐ
 一般的にCVTは効率よく加速するので燃費が良いと言われていますが、現実はその好燃費は減速時に大きく稼いでいます。ATも含めて、エンジンブレーキ時には燃料カットが働き、速度が低くなるとエンジンが止まらない様にアイドル回転を保つ分だけ燃料を噴出させてるんですが、CVTはこの燃料カットをATよりも低い速度まで実行出来る様になっています。たったそれだけの事なんですが、信号や交差点等の数え切れない位の減速時にこつこつと稼ぎ、気がつくと好燃費が実現してる筈です。
 ただし気を付けなければいけない事もあります。それは後続車との車間距離です。ギヤを落とし、エンジンブレーキをかけても、ブレーキランプは点灯しません。ですから車間を詰められてる時や、猛スピードで迫ってくる車が居る時には要注意です。
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○交通の流れを読み、広い視野と車間距離を確保する
 前方の歩行者信号が点滅して、信号が黄色になろうとしてる時に、アクセル踏み続ける人って良く居ますよね?また、トンネル内を走行中に、壁に反射するブレーキランプの明るさから、数台前の車が減速しているのが判るのに、アクセル踏み続ける人って良く居ますよね?どうせ数秒後にはブレーキを踏み、速度を落とす事になるんですけどね...
 たかが数秒アクセル踏み続けても、目的地への到着時間が大幅に変わる訳じゃありません。ガソリンを無駄に消費してるだけです。こんな無駄を減らす為にも、車間距離をしっかり確保し、周囲の状況をしっかりと把握する事を心がけましょう。しいては安全にも繋がります。
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○ストップ&ゴーを繰り返さない様にする
 渋滞中、車間距離を確保してれば無駄なブレーキを踏まずに済むのに...どうせまた止まるのに、何故そんなに加速するんだろう...そんな場面に出くわす事も多々あります。AT・CVTであれば、クリープだけで問題ない筈です。車種によっては若干クリープが弱く、アクセルを煽る必要もありますが、それでも加速する程踏み込む必要は無いと思います。
 前述したエンジンの爆発回数も大きく関係するんですが、効率の悪い1〜2速での加速を繰り返せば、燃費が悪くなるのも頷けますよね?割り込まれるのが嫌だと言って、車間を詰める方が良く居ますが、目的地までの間に何台割り込まれますか?それによって到着時間が大幅に変わりますか?もし変わるんだったら俺もやりますが(爆)
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○ステアリング操作は最小限に抑える
 せっかくアクセルを踏んで得た速度を、ブレーキを踏んで減速させてしまうから再度アクセルを踏まなくてはならない。無駄なブレーキを省けばその分好燃費に繋がる訳ですが、減速はブレーキ操作だけで起きる訳ではありません。コーナーを曲がる際、ステアリングを切るとタイヤが変形して、グリップを得ようとします。これは接地面積が増えてる事になります。と言う事は、転がり抵抗が増えて、速度が落ちてしまうんです。
 レースの世界ではアウトインアウトと良く言われますが、これってタイヤには最悪の状態です(爆)一番グリップを発生させる為のラインですから...コーナーに進入する際には、しっかり入口までに速度を落とし、惰性でコーナー出口まで踏ん張り、直線に入って再加速を心掛けてみて下さい。
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○法定速度を遵守し、巡航距離を伸ばす
 40km/hの一般道や、80km/hの高速道路もありますが、一般道の法定速度が50km/h、高速道路の法定速度が100km/h。だいたい殆どの方がこの認識ではないでしょうか?ここでは一般道は除外します。意味がありませんので。問題は高速道路です。
 法定速度100km/hと言うことは、250km先の目的地に約2時間半で到着する事になります。この時、エンジンの回転数はどれ位を指してるでしょう?3,000rpmを超えてるんじゃないでしょうか?俺の経験上、不必要です。80〜90km/hで走るのが一番燃費が伸びます。
 理論上でも証明されてて、100km/hを超えた場合、空気抵抗が跳ね上がるそうです。前面投影面積(cd値)の低い車であればそこまで気にならないんでしょうが、ミニバンやコンパクトカーなど、ハイト系の車はモロに空気抵抗を受けてしまいます。
 例えば250km先の目的地まで、90km/hで走ったとします。すると、目的地に約2時間40分で到着です。そこ10分の為にガソリンを垂れ流すのは...実測データで、2つの状況を比較すると、2km/L差が出ました!フルタンク60Lだったら、120km走行出来るだけの差です!勿体無いでしょ?慣れないとこの速度で運転はストレスが溜まると思いますが、慣れればロードノイズも抑えられ、風切り音もしないですし、非常に快適なロングドライブを満喫出来ます。
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○近所へのお出かけは徒歩で
 究極の省燃費対策(?)です(爆)
 歩いて5分のコンビにまでタバコを買いに車で出かけてませんか?自転車で10分の職場まで車で通勤してませんか?俺はやってます(自爆)でもこれって勿体無いですよね?健康の為にも、身体を動かしましょう...
燃費向上テクニック
○究極の省燃費対策
 さて、まじめな話に戻しましょう...それは、エアコンオフ&オーディオオフです!!車を運転する際に絶対に必要な快適装備として定着して来ましたが、これが結構曲者でして...
 この2つは車の中で最も電力を必要とする装備ですが、その電力はエンジン出力から生み出されるエネルギーです。逆に言えば、エアコン・オーディオを使用する為に、電力を生み出そうとして、エンジンは頑張ってる訳です。
 もうお判りですよね?登坂路に差し掛かってエアコンオフって経験、皆さんありますよね?それだけ負担が掛かってるんです。その負担を減らしてやることによって、好燃費を稼ぎ出そうと言う事です。
 もう1つ、エアコンオフにすれば窓を開けたくなりますが、これもNGです。車の構造上の問題ですが、フロントウィンドウから入った空気を何処から抜きますか?ルーフ・リアウィンドウ等あるとは思いますが、一番後ろ、リアゲートからは抜けませんよね?って事は、風がリアゲートに当たり、抵抗となってしまうんです。ドラッグレースを見たことがある方なら判ると思うんですが、パラシュートの原理と同じです。速度が上がればその分空気の流入量、流速も上がります。そうすれば抵抗も増してしまい、速度が抑制されます。じゃぁアクセルを踏みましょう。って悪循環に陥ってしまいます(爆)
 まぁこんな感じで書きましたが、あくまで理想です。エアコンは普段から殆ど使用しませんが、オーディオが無いと退屈ですし、サウナに入ってるんじゃないんですから風も感じたい。でも1度はチャレンジしてみるのも良いと思いますよ。俺は2度とやりたくありませんが...HONDA Fit時代に31km/Lなんてとんでもない数字を叩き出しました!


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